<韓国:医療>人工網膜機器移植手術国内初の成功事例
韓国で、人工網膜システムの移植手術が初めて成功しました。
ソウル峨山(アサン)病院眼科のユン・ヨンヒ教授の研究チームは、網膜色素変性の患者に、5月26日、米セカンドサイト(Second Sight)社が開発した人工網膜システム「アーガスII(Argus II)」を5時間かけて移植し、視力回復のためのフォローアップのリハビリ治療を進めている事を明らかにしました。
この人工網膜は、眼球内部の網膜上に視覚情報の受信機とプラチナ製のチップを移植し、眼鏡に取り付けられた外部カメラと特殊ポータブルコンピュータ機器と連動させ、視覚中枢に信号を伝達する方式をとっています。
厳密に見ると、人工網膜ではありませんが、網膜の機能を有する電子機器を、眼球内外に装着することで視力を回復できるシステムです。アメリカ、ヨーロッパ、中東などでは、網膜色素変性の患者230人に、この手術が施行されています。最大の欠点は、患者1人あたり約2億ウォン(約2000万円)という費用が必要になる事です。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年6月29日付け内容)
(参考:AFP通信2013年02月07日付け記事)
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