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水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:先端素材>「グラフェン」を用いた透明電極の開発

韓国の研究チームが、グラフェンを用いて有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイの透明電極を作ることに成功しました。


韓国電子通信研究院(ETRI)は、既存のOLEDディスプレイ用電極として広く使われるインジウムスズ酸化物(ITO)の代わりにグラフェンを用いたディスプレイを開発した事を明らかにしました。

OLEDディスプレイの電極として用いられているITO材料は、変形に弱く、容易に割れてしまう欠点があります。

この問題の対策として、一層で出来たグラフェンは、柔軟で曲がる性質があり、次世代ウェアラブルディスプレイの電極材料として注目されていますが、大面積にした際の、均一性確保が難しく、OLEDディスプレイの電極として用いるには限界がありました。

さらに、グラフェンの厚みが、髪の毛の33万分の1水準の0.3ナノメートル(10億分の1メートル)に過ぎず、基板に転写する過程で切れたり、残留物や欠陥が発生したりする問題がありました。

ETRIはサムスンテックウィンと共同で大面積化した基板にグラフェンを成長させることに成功し、OLEDディスプレイに用いることが可能な透明電極の新たな道を開きました。

研究チームが新たに開発した透明電極は、OLEDディスプレイに適用可能な50Ω/sq以下のシート抵抗値と、85%以上の透過率を示しています。

今回開発した技術を用いて開発したディスプレイ基板は、グラフェン電極OLEDパネルとしては世界最大規模の横370ミリ、縦470ミリの19インチモニタクラスのサイズです。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年4月11日付け内容)
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