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水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:産業動向>韓国の「ロボット密度」は世界一

労働者1万人当たりのロボットの数を表す「ロボット密度」で、韓国が世界1位であることが明らかになりました。


ロボット密度(産業用ロボットの基準)を国別に比較してみると、韓国は531で、世界平均(69)を大きく上回っています。韓国のロボット密度は、05年の171から15年には531と3倍以上急増しており、シンガポール(398)、日本(305)に比べても大きく上回っています。

この流れは、グローバル市場のロボット産業の成長にも現れており、07年の世界金融危機以降、年平均約18%成長しています。種類別に見ると、産業用ロボットが年平均20%増、サービス用ロボットが年平均16%増加しています。

一方、ロボットの活用が増え、雇用が減り所得の不均衡を招く恐れも懸念されており、昨年、世界経済フォーラムは、2015~2020年の間に、716万の雇用が減少する一方、新たに創出される雇用は202万にとどまると予想しています。

また、ロボット活用による生産の自動化は、労働者の技術レベルに応じた賃金格差を広げつつ、階層間の所得不均衡をさらに深化させるとみられており、経済協力開発機構(OECD)は、所得階層下位10%の低所得層の21%が生産の自動化によって職を失うと推定しています。
(出所:韓国・ニュース1、2017年8月20日付け内容)
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