<韓国:IT>韓国が開発した自動通訳技術が国際標準に
韓国電子通信研究院(ETRI)は、フランス・パリ規格協会から「Zero UI自動通訳技術」がISO国際標準として最終的に承認されたことを明らかにしました。
ETRIの研究グループが開発した「Zero UI自動通訳技術」は、周辺機器(スマートフォン;スマホ)を探して自動的に接続する技術と、情報交換技術、状態表示技術などから構成されており、ユーザー音声の検出と入力を分離処理する2チャンネルの音声処理技術と、合成音の再生中にも音声認識を可能にする「barge-in」技術が核心部分になります。
スマホにこの通訳プログラムアプリをインストールすると、周辺にある同アプリを搭載したスマホを自動的に検出して、お互いに情報を交換し、相手側の言語を事前に把握した後、自動的に翻訳を行います。この自動翻訳機能は、あらかじめ設定しておいた距離や、Bluetooth信号強度に応じて自動的にオン・オフされます。
Bluetoothヘッドセットを着用している場合、スマホをタッチしたり、その他の操作を行わなくても、外国人とリアルタイムで会話が可能になります。
研究グループは、「今後、ユーザーの習慣や技術的な問題を追加研究し、通信環境等の変化に適応するようアップグレードしていく計画」と述べています。
ETRI音声知能研究グループのキム・サンフン責任研究員(プロジェクトリーダー)は、「今回の標準化技術を2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに試験適用し、技術の優秀さをアピールし、自動通訳技術のグローバル普及を図る計画」と述べています。
(出所:韓国・電子新聞、2017年8月22日付け内容)
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