プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:IT>1つのUSBに世界中のすべての映画の保存が可能に

韓国の研究チームが、100万ギガバイト(GB)のメモリチップ商用化の道を開きました。


基礎科学研究院(IBS)量子ナノ科学研究団のアンドレアス・ハインリッヒ(Andreas Heinrich)団長(梨花(イハ)女子大物理教授)の研究チームは、直径が約0.175ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)のホルミウム(Ho)原子を用いて「原子単位のメモリ技術」を開発し、原子1個に、コンピュータの記憶装置が使用する情報の最小単位「1ビット」の安定的な読み書き(read/write)に成功しました。

この技術は、磁性を帯びた原子の2つの状態を、0と1として用いる事が基本となっています。

現在商用化されているメモリチップは、1ビットの実装に約10万個の原子が必要になります。

IBSのチェ・テヨン研究委員は、「原子単位のメモリー技術を使用すると、USBメモリーのサイズに約100万GBまでの情報を入れることができる」と述べています。

この研究結果は「Nature」2017年3月9日号に掲載されました。
(出所:韓国・東亜日報、2017年3月9日付け内容)
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