韓国のDNAチップ企業、来年中に臨床試験開始へ
韓国の分子診断企業「MG MED,Inc.」が、来年上半期、中国で新生児の病気を診断するDNAチップの臨床試験を開始します。
分子診断企業「マクロジェン」の系列会社であるMG MEDは遺伝子増幅(PCR)分子診断検査、DNAチップ検査など、遺伝子を用いて病気を検査する製品を開発するバイオ企業です。
コアビジネスは、DNAチップを用いた出産検査や新生児疾患の検査です。同社は現在、韓国国内約400カ所以上の産婦人科ネットワークを保有しています。
DNAチップは、半導体チップのようにスライドガラス上に遺伝子の断片を高密度に配列したもので、病気を診断するために使用されます。
患者の血液や羊水などから抽出したDNAを、正常遺伝子情報が含まれたDNAチップ上に落とした後、蛍光処理とレーザーを用いて、検査対象の遺伝子と正常な遺伝子を比較して、病気を診断します。
一回の検査でダウン症候群、ターナー症候群など、さまざまな病気を同時に診断することができます。
MG MEDは中国市場進出のため、現地分子診断会社「TIB」、「安国薬品」と提携し、昨年、TIBにDNAチップ検査分析の技術移転を完了しています。
現在、新生児診断DNAチップの認可を受けるため、臨床試験を準備中で、来年上半期には、第1相臨床試験を開始する予定です。
(出所:韓国経済新聞、2017年9月6日付け内容)
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