<韓国:医療>アルツハイマー病誘発物質精密センシングの開発
高麗(コリョ)大学電子・機械融合工学科のバク・ジンソン教授とホン・ジョンファ教授の共同研究チームが、金ナノ粒子と表面電荷顕微鏡を用いたアルミイオン超感度センサーを開発しました。
アルミニウムは容易にイオン化する特性があり、水に溶けたアルミニウムイオンが食物連鎖によって人体に高濃度で蓄積することがあり、深刻な脳疾患を引き起こす可能性があります。
このため、水系でのアルミイオンの高感度検出は重要な研究分野の一つに挙げられます。
研究チームは、金ナノ粒子でコーティングされたクエン酸にアルミニウムイオンがよく吸着する点に着目し、センサーを開発しました。
研究チームが開発したセンサーは、従来の光学センサーに比べて100万倍以上の高検出限界を示しています。
研究チームは、「アルミイオンは、人が余分に摂取すると、アルツハイマー病やパーキンソン病などのような脳疾患の原因となることがある」とし、「このセンサーを用いて、環境ナノ毒性物質検出の研究が、一歩前進することを期待する」と述べています。
今回の研究成果は「Sensors and Actuators B: Chemical」のオンライン版に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年9月14日付け内容)
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