<韓国:医療>ヒト胚の遺伝子編集に遺伝治療成功か
韓国の研究チームが参加したプロジェクトで、ヒト胚遺伝子を編集して、病気の遺伝子をなくすことに成功しました。
基礎科学研究院(IBS)遺伝子矯正研究団のキム・ジンス教授の研究チームは、米国オレゴン保健科学大学のShoukhrat Mitalipov博士の研究チームとともに、ヒト胚遺伝子を編集して、病気の遺伝子をなくすことに成功しました。
研究チームは8月2日、遺伝性の難病「肥大型心筋症」を引き起こす突然変異遺伝子をヒト胚から除去する遺伝子編集を試み、初めて成功しました。
研究チームは、第3世代の遺伝子はさみ「クリスパーCas9(CRISPR-Cas9)」を用いて、遺伝子の編集が行われた受精卵が分裂してできた胚58個のうち42個が正しく校正され、病気の発生確率を、自然の状態でこの病気が遺伝する値(50%)よりも低い25%程度に減らした事を明らかにしました。
この研究成果は「Nature」に掲載されました。
しかし、一方で、米国コロンビア大学の幹細胞学者Dieter Egli教授ら専門家6人が、この研究内容に疑問を呈する論文を「bioRxiv」に発表しています。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年9月5日付け内容)
(参考:wikipedia、welbo辞書)
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