プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:先端素材>オームの法則に従わない物質

韓国の研究チームが特定の金属で「オームの法則」が適用されない現象を発見しました。


浦項工科大学(POSTECH)物理学科のキム・ジフン教授の研究チームは、大邱(テグ)大学のキム・ホンジョン教授と共同で「ワイル金属(BiSb)」に表れる独特な電子の動きが、オームの法則では説明できない現象であることを明らかにしました。

すべての金属の内部には、不純物があり、この不純物のために電子の流れ(電流)が邪魔され(抵抗)ますが、電圧が高いほど、電子が不純物による抵抗を乗り越え、より多く流れる現象を説明したのが1827年に発表されたオームの法則です。

ワイル金属にも不純物が含まれますが、電子が移動する様子が通常の金属とは異なります。ワイル金属は、電圧をかけてやれば内部に電子が移動する通路が形成され、電子はこの通路を不純物にぶつからずに移動します。その通路内では抵抗を受けずに電流が流れるという意味です。

これは、電圧、電流、抵抗の3つの要素がすべてあるときに成立するオームの法則では説明不可能な現象として現れます。

キム教授は、「190年間破られていない法則に異議を提起する物質が現れた」とし、「教科書の内容を変える驚くべき発見」と語っています。

今回の研究成果は「Nature Materials」2017年8月14日号に掲載されました。
(出所:韓国・東亜日報、2017年9月22日付け内容)
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