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水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:医療>躁うつ病の原因が明らかに

韓国の研究チームが躁うつ病の原因を明らかにしました。


浦項(ポハン)工科大学のキム・ジョンフン教授と蔚山(ウルサン)科学技術院のソ・パンギル教授の研究チームが、「ホスホリパーゼ Cγ1(PLCγ1)」タンパク質が躁うつ病の発症に関与している事実と、そのメカニズムを解明しました。

躁うつ病は、外的刺激や状況に関係なく、自らの内的要因によって落ち込んだり、ハイになったりを繰り返す気分障害を指します。

PLCγ1は、神経細胞からの様々な信号伝達を媒介するタンパク質として知られており、脳で多く発現し、複数の脳疾患で異常PLCγ1の発現や活性が確認されています。特に気分のむらとの関連性がある遺伝子として報告されています。

研究チームは、前脳の興奮性神経細胞でPLCγ1が欠乏した実験マウスの行動分析を行ったところ、このマウスが躁病のような異常行動を示すことを確認しました。この実験マウスは、活動・食欲・喜びの活動が過度に高まっており、記憶と学習能力が低下していました。

PLCγ1が欠乏した興奮性神経細胞は、脳由来の神経栄養因子(BDNF)の信号を適切に伝達しておらず、この欠陥は、下位信号伝達体系となる細胞内カルシウムの調節異常を誘発し、抑制性シナプスの形成に影響を与える事を確認しました。

即ち、PLCγ1の欠乏は、興奮・抑制性シナプスの神経伝達不均衡とシナプス可塑性の調節異常を誘発し、これが躁うつ病の原因となる事が明らかとなりました。
(出所:韓国・アジア経済、2017年2月9日付け内容)
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