<韓国:原発事情>脱原発に振れる韓国の原子力R&D中長期ロードマップ
韓国政府は暫くの間、原発分野のR&D予算を増額しておらず、執行が予定された事業も保留されることになりました。
未来創造科学部は、来年度の国家R&D予算審議・調整時に、ナトリウム冷却高速炉(SFR)をはじめとする発電分野のR&D予算を大幅に削減しました。
また、今年から施行される「第5回原子力研究開発5カ年計画」の修正が予想されています。
同計画は、次世代型原子炉の開発を主軸に置いておいており、各省庁をまたがる原子力振興計画の一環として、原子力管理、原子炉開発、放射線活用など、様々な分野のR&Dのロードマップが含まれます。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)政権は、SFRをはじめとする新規原子炉の研究予算削減・設計中断など、脱原発の政策を推し進めており、第5回原子力研究開発5カ年計画との間に乖離が生じています。
(出所:韓国・電子新聞、2017年7月16日付け内容)
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