<韓国:医療>人工知能を用いた医療システムの開発
韓国で人工知能を用いた医療システムの開発が始まります。
三星ソウル病院と韓国マイクロソフトが韓国型人工知能(AI)を用いた医療システムを開発します。
サムスンソウル病院は、韓国MSとクラウドベースの「Azure AI」を用いて、患者の治療支援システムを開発することへの了解覚書(MOU)を締結しました。
韓国MSは医療データを処理し分析するAzureを情報技術(IT)インフラとして提供し、病院はこれを用いてパイロット研究を実施します。
両機関は、X線などの画像データから肺線維化診断の精度を高めるディープラーニング学習システムを開発する計画です。
その他にも、睡眠データから睡眠時無呼吸発症の可能性を予測するアルゴリズムの開発や、ガン関連遺伝子のデータを分析し、ガン患者の生存率を高めるプログラムの開発を予定しています。
また、医療スタッフのAI活用能力を高める教育プログラムも運営する計画です。サムスンソウル病院のグォン・オジョン院長は「今後活性化するクラウドベースのAI研究の可能性を確認し、実質的な成果を出すことを確信している」と述べています。
(出所:韓国経済新聞、2017年10月23日付け内容)
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