<韓国:ドローン事情>韓国政府、ドローン専用の空の道「Drone-Highway」構築
国土交通部に出した基本計画は、現在約704億ウォン(約70億円)規模のドローン市場規模を、26年までに4兆1000億ウォン(約4100億円)水準にまで育成し、世界5位の技術競争力と6万台の産業用ドローンの商用化を目指しています。
国土交通部は、まず、技術力確保のために、22年までに約1兆ウォン(約1000億円)の研究開発(R&D)投資を実施します。映像・観測・農業などの産業用ドローン市場を目指し、それに特化した分野のR&Dを育成する方針です。
基本計画は、急増するドローンの飛行需要と低高度(150メートル以下)空域の飛行管理のために、ドローン専用の空の道を用意することになっています。
特に輸送・偵察・監視など、長距離・高速飛行ドローンのための専用移動空路(Drone-Highway)を設置する計画です。移動拠点地域にはドローンターミナルなどの連携施設も構築する計画です。
また、飛行経路と空域管理を支援するドローン交通管理システム(UTM)も共に開発されることになっています。
さらに、ドローンの登録から運用、抹消までの全過程を管理するシステムも構築される予定です。特に登録の段階では、250グラム以上の機体所有者の登録制度を検討しており、モバイルを通じた登録など簡便な管理システムを構築する計画になっています。
(出所:韓国・ニュース1、2017年7月18日付け内容)
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