プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:IT>大容量データ転送技術の開発

韓国の研究チームが、大容量データ転送技術を開発しました。


韓国科学技術情報研究院(KISTI)は、米国フェルミ国立加速器研究所(Fermi-lab)、オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)などと共同で、大容量の科学データを転送するミドルウェア「Big Data Express」を開発しました。

近年、観測機器などの大型研究設備で生み出されるデータの規模がペタ(10の15乗)バイト(PB)級に増加するにつれ、単一機関での大容量データの処理が不可能になり、国際的に共同でデータを共有するための伝送技術の高度化が緊急の課題となってきています。

これに対し、KISTIは今回、米国の研究チームと共同で、大容量の科学データ転送の効率を最大化するBig Data Expressを開発し、既存のデータの転送方法が持つ問題点を解決しました。

この技術は、転送速度が科学データの転送に頻繁に使用されるGridFTPより100余倍高速な転送速度を記録しています。

KISTI大容量データハブ室のノ・ソヨン室長は「巨大科学で必要とされる大型の実験装置、および観測装置で生産される大規模な科学データを国内の研究者が、簡単かつ速やかに転送してもらい分析することができる研究環境を提供することができるようになった」とし、「これにより、国内のデータ集約型研究の加速が期待される」と説明しています。
(出所:韓国・イーデイリー、2017年11月15日付け内容)
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