<韓国:薬品>藻類を用いた子宮頸がんウイルス抑制物質の開発
韓国の研究チームが藻類を用いて子宮頸がんウイルスを抑制する物質を開発しました。
成均館(ソンギュングァン)大学のグァク・ジョンファン教授とユン・ファンス教授の研究チームが、鬱陵(ウルルン)島近くの海に主に生息する海藻類である「荒布(アラメ) 」から子宮頸がんを引き起こす主要な因子であるヒトパピローマウイルス(HPV)を抑制する物質を発見した事を明らかにしました。
研究チームは、荒布エキスを投与した後、HPVに感染させた実験用マウスを3日後に発光蛍光映像システムで撮影した結果、感染の程度を示す発光反応がほとんど起こらない事を確認しました。
韓国海洋水産部によると、HPVの治療薬がまだ開発されておらず予防のためのワクチン接種のみが感染を防ぐ唯一の方法ですが、予防接種による副作用などの懸念で国内接種率も高くない状況だという事です。
研究チームは今後、荒布から有用物質を作る遺伝子を見つけ、これを大量生産するための研究を行う予定です。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年12月13日付け内容)
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