<韓国:生物・生命科学>ヒ素の毒性を軽減する新種の微生物発見
環境部国立洛東江(ナクトンガン)生物資源館は最近、洛東江上流一帯の堆積土から発ガン性物質であるヒ素(As)を酸化して毒性を低下させる新種の微生物7種を発見した事を明らかにしました。
今回研究チームが発見した微生物は、カエニモナス属(Caenimonas)1種、ボセア属(Bosea) 2種、スフィンゴピクシス属(Sphingopyxis) 1種、ロドシュードモナス属(Rhodopseudomonas)1種、ポーラロモナス(Polaromonas)1種、マイコバクテリウム属(Mycobacterium)1種となっています。
研究チームが実験を行った結果、今回発見した微生物7種は一般的なヒ素酸化微生物に比べ、最大530倍の抗酸化力を備えたことが明らかになりました。
国立洛東江生物資源館のアン・ヨンヒ館長は「新型微生物は今後、重金属汚染土壌の毒性低減研究の重要な基礎になるだろう」とし、「今後、新型微生物の遺伝子のさらなる研究と培養最適化の基礎研究を行う計画」と述べています。
今回の研究成果は、来年3月に「Bioresource Technology」に投稿する予定となっています。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年12月5日付け内容)
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