<韓国:エネルギー>次世代太陽電池、22.7%の変換効率達成
韓国の研究チームが次世代太陽電池の変換効率22.7%を達成しました。
韓国化学研究院光エネルギー融合素材研究センターのソ・ジャンウォン責任研究員の研究チームが開発したペロブスカイト太陽電池の変換効率が世界最高水準となる22.7%となり、米国の国立再生可能エネルギー研究所(NREA)から公式認定を受けた事を明らかにしました。
ペロブスカイトはチタン酸化物に有機物を結合させた物質で、不導体と半導体、超伝導体の性質すべてを有しています。光吸収性に優れており、製造工程も溶液を基板に塗布し乾燥するだけでよく、製造コストが高いシリコン太陽電池と競合する次世代技術として注目されています。
今回、研究チームが達成した変換効率は、昨年3月に得た22.1%を1年で0.6ポイントほど引き上げたものです。
世界最高水準のシリコン太陽電池の変換効率(25〜26%)には未達ですが、他の次世代技術となる有機太陽電池や量子ドット太陽電池(13〜14%)よりは高い値となっています。
(出所:韓国経済新聞、2017年12月11日付け内容)
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