<韓国:IT>偽ニュース判別アルゴリズムの開発
KAIST(韓国科学技術院)電算学部のオ・ヒェヨン教授の研究チームが、独マックスプランク研究所とともにフェイクニュースを判別するアルゴリズム「CURB」を開発しました。
フェイクニュースは広くSNS空間に拡散されるため、記者など少数の専門人材が個別に摘発するのは非常に困難となっています。
このため、学界ではネットユーザーがフェイクニュースを発信すると、その記事をファクトチェック(事実確認)機関に自動転送する集団知性モデルが代案として提示されましたが、ネットユーザーのフェイクニュース発信のパターンが時間に応じて増減するため、どのようなアルゴリズムで、どのような基準に基づいて特定の記事をファクトチェック機関に渡すのかを定義することは容易ではありません。
これに対して、研究チームは「確率的最適管理測定」などの数学的手法を活用して、リアルタイムで受信しているネットユーザーからの申告がどのレベルに達したときにファクトチェックの行動に出るのかについての基準を定めました。
このアルゴリズムは、特にフェイクニュースが広く拡散していない状態で摘発することができる「ゴールデンタイム」を捕捉するように設計されています。
研究チームは、このアルゴリズムを用いて英語版Twitterと中国で有名なSNS「ウェイボ」のデータを用いて、実際にフェイクニュースの監視実験をした結果、偽りの情報をタイムリーに捉える効果が実証されました。
今回の研究成果は「WSDM 2018」で発表される予定です。
(出所:韓国・電子新聞、2017年12月24日付け内容)
(参考:wikipedia、welbo辞書)
www.takao.asia