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水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:生命科学>韓国研究チーム、携帯電話を使った糖尿病・腎臓病の診断システム開発

韓国の研究チームが携帯電話と家庭用プリンタを用いた血液検査システムを開発しました。


西江(ソガン)大学の研究チームが、タイ、デンマークとの共同研究を通じて、一般紙をプリンタで出力して、スマートフォンと接続し、血糖値・腎臓異常・脳関連疾患を同時に診断することができる「紙の電子診断チップ」を開発しました。

紙の電子診断チップは、既存のシリコン基板の代わりに一般紙を用い、その上に印刷技術を利用して電気回路をパターンニングし、医学的診断・分析を可能にします。

この技術のポイントは、導電性の配線がプリントされた紙の電子診断チップに電圧を印加し、それによって発生する電界で、液体がプログラムされた位置と方向に移動、診断に必要な試薬の混合や反応時間などをプログラムによって制御できることにあります。

この技術を用いた紙の電子診断チップに血液のような体液を乗せ、血液診断に必要な複数のプロセスを携帯電話のプログラムで制御し、一滴の血液で少なくとも3種類以上の身体の異常を同時に診断できることが確認されています。

今回の研究成果は、新素材分野の国際学術誌「Advanced Materials Technologies」の3月16日号に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年7月12日付け内容)
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