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水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:IT>バイオセンサー用ナノコーディング基板の開発

韓国の研究チームが、バイオセンサー用ナノコーディング基板を開発しました。


韓国科学技術研究院(KIST)のソ・ジョンモク博士の研究チームは延世(ヨンセ)大学電気電子工学部のイ・テユン教授の研究チームとともにバイオセンサー用ナノコーディング基板を開発しました。

この基板は薄い伸縮性シリコン上にナノ粒子を接着剤とともにコーティングしたもので、血液やタンパクに対して用いることができます。

研究チームは、この基板上に血液、涙、汗、尿などの生体試料を数十マイクロリットル(100万分の1リットル)単位に分割し、液滴の形で移動させることができることを確認しました。

また同時に、このような少量の生体試料から血糖、尿酸、乳糖濃度をそれぞれ精密に測定できることも確認されています。

ソ博士は「既存の血液検査時に必要な血液量の100分の1に過ぎない血液だけで患者の健康状態や病気の有無を検査することができる可能性を確認した」とし、「血液採取に拒否感があったり、新生児のように血液を採取することが困難な場合、または多くの血液を検査しなければなら患者の健康管理に役立つ基盤技術になると期待している」と述べています。

今回の研究成果は「ACS Nano」2018年1月15日号に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年1月25日付け内容)
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