<韓国:エネルギー>電気ウナギを模した発電機の開発
韓国の研究チームが、電気ウナギを模した発電機を開発しました。
西江(ソガン)大学機械工学科のパク・ジョンヨル教授と全南(チョンナム)大学機械工学部のチェ・ウンピョ教授の共同研究チームが電気ウナギを模倣したマイクロサイズの発電機を開発しました。
電気ウナギは、電気発生細胞(electrocyte)で、生体内のイオン濃度差を利用してイオンを移動させることによって電気を発生させます。以前にもイオン濃度差を利用した発電機はありましたが、出力電圧が低い問題がありました。
研究チームは、電気ウナギの電気発生細胞が直列接続されており、約600Vまでの電圧を発生させる原理を模倣し、陽イオンまたは陰イオンのみを通過させる3次元イオン交換膜を一定の間隔で直列に配置しました。その結果、数ミリの長さで1V程度の電圧を得ることに成功しました。
パク教授は「小さな体積でも高い電圧を発生させることができ、人体埋め込み型医療機器やマイクロロボット、ナノロボットなどに活用されるだろう」と述べています。
今回の研究の結果は、「Nano Engergy 」2017年12月1日号に掲載されました。
(出所:韓国・東亜サイエンス、2018年2月2日付け内容)
(参考:wikipedia、welbo辞書)
www.takao.asia