<韓国:先端素材>光を反射しない物質の可能性が明らかに
韓国の研究チームが、光を反射しない物質の可能性を明らかにしました。
高麗(コリョ)大学物理学科のパク・ギュファン教授の研究チームが、すべての光を反射せず、媒質(媒介物)内に完全に吸収する物質の可能性を明らかにしました。
研究チームは「入社条件に無関係な光の完全吸収」を意味する「万能インピーダンス整合(universal impedance matching)」の理論を確立し、証明に成功しました。
反射光は透過率損失を意味し、光学素子技術や太陽光発電などのエネルギー産業や、ステルス技術などの軍事装備開発分野では、光の反射を制御することが重要な問題となっています。
現存する無反射コーティング技術や「蛾の目構造(モスアイ構造)」の模倣など、光反射制御技術は特定の入射角に限られた範囲でのみ動作する問題がありましたが、研究チームは入射条件に無関係な無反射が可能である事を明らかにしました。
高麗大側は「今回の研究では、太陽電池や光学機器、ステルスのような軍事技術など、画期的な発展をもたらす」と述べています。
今回の研究成果は「Nature Photonics」オンライン版に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年3月5日付け内容)
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