<韓国:医療>BMI増加とガン発生率の相関性が明らかに
セブランス子供病院(小児青少年科)のシン・ジェイル教授とチェ・ウンギョン(看護学科)教授の研究チームが、BMIと発ガンリスクの相関性を明らかにしました。
研究チームは、白血病、多発性骨髄腫、膵臓ガン、子宮内膜ガン、直腸ガン、腎臓ガンなど6種類のガンを、BMIの増加がガンのリスクを高めると結論を下し「危険確実(Convincing)」グループに分類しました。
悪性黒色腫、非ホジキンリンパ腫、食道ガンなどの3種類のガンは、BMIの増加がガンのリスクを高める可能性があり「危険暗示(Suggestive)」グループに分類しました。
脳・中枢神経系腫瘍、乳ガン、大腸ガン、胆嚢ガン、肺ガン、肝臓ガン、卵巣ガン、甲状腺ガンなどの8種類のガンは、BMIの増加とガンのリスクとの相関性は、客観的根拠が不足しており、「危険根拠弱(weak)」に分類しました。
膀胱ガン、胃ガン、前立腺ガンなどの3種類のガンは、BMIの増加がガンのリスクを高めるという根拠がなく「相関なし」と評価しました。
シン教授は「肥満か否かのみに基づいてガンの発生リスクを統計学的に処理し、メタ分析をしてみると相関関係がないのにあるかのような分析結果が出て議論の種になってきた」とし、「今回の研究は、多くの論文の根拠と一貫性の水準を計算し再解析することで、そのような(相関関係がないのにあるかのような)誤りを回避しつつ、BMIとガンのリスクの間の相関関係を整理した」と説明しています。
今回の研究成果は「Annals of Oncology」に掲載されました。
(出所:韓国・ソウル経済、2018年3月7日付け内容)
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