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水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:エネルギー>エネルギー容量を4倍に高めるリチウムイオン電池負極材料の開発

韓国の研究チームが、エネルギー容量を4倍に高める事が可能なリチウムイオン電池用負極材料を開発しました。


韓国エネルギー技術研究院分離変換材料研究室のジャン・ボユン博士の研究チームが、電気自動車用リチウムイオン電池の負極材料として使用可能な酸化ケイ素(SiOx)ナノ粉末の製造技術とノウハウを開発した事を明らかにしました。

研究チームは、同技術を開発した後、昨年、国内の中小企業に技術移転を終えています。

研究チームが開発した製造方法を用い、酸化ケイ素ナノ粉末をリチウムイオン電池に適用すると、現在、主に使用される黒鉛負極材に比べ、エネルギー容量を4倍に高めることができる事が確認されています。

エネルギー技術研究院と技術移転を受けた企業は、製品の生産と販売のための研究開発を進め、2019年1月から製品を量産し、バッテリーメーカーとリチウムイオン電池メーカーに供給する計画となっています。

ジャン博士は今回開発した技術に関して、「一回の充電で500km以上の走行距離を確保して、既存の内燃機関車を代替することができる電気自動車を製造するために重要な役割をするものと期待される」と述べています。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年3月7日付け内容)
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