プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:先端素材>ナトリウムベースの二次電池陰極材料の開発

韓国の研究チームが、ナトリウムベースの二次電池陰極材料を開発しました。


韓国科学技術院(KAIST)新素材工学のユク・ジョンミン教授とイ・ジョンヨン名誉教授の共同研究チームが、ナトリウムベースのイオン電池用陰極材料を開発した事を明らかにしました。

リチウムイオン電池は、スマートフォンや電気自動車など、様々な用途に使用されていますが、リチウムは埋蔵場所が限定されている上、需要が多く供給量が不足しているのが現状で、2015年に比べ、現在のリチウム価格は3倍以上に上昇しています。そこで、リチウムイオン電池の代替として、ナトリウムイオン電池が注目されています。

ナトリウムはリチウムに比べ埋蔵量が多いメリットがありますが、一方で、リチウムイオン電池の陰極材料である黒鉛は、ナトリウムの保存に適さないデメリットがあります。

このため、ナトリウムイオン電池商用化のためには、適切な陰極材料の開発が不可欠となっていました。

この問題を解決するため研究チームは、黒鉛の代わりにナノ板状構造を持つ硫化銅を採用しました。

硫化銅にナトリウムが保存される過程を原子単位でリアルタイムに分析した結果、硫化銅結晶構造が流動的に変化しながら安定的にナトリウムイオンを保存することを確認したと研究チームは説明しています。

硫化銅ナトリウム保存性能は黒鉛の理論容量の1.5倍に達しており、充放電を250回繰り返した後も、理論容量の90%以上を維持する事が確認されています。

ユク教授は「今回の研究結果から、韓国が再生可能エネルギー分野で、優位を占める事ができる基盤を、1段階固めたと思う」と述べています。

今回の研究成果は「Nature Communications」2018年3月2日オンライン版に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年3月8日付け内容)
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