<韓国:エネルギー>走行する自動車の圧力を利用した発電システムの開発
韓国の研究チームが、走行する自動車の圧力を利用した発電システムを開発しました。
韓国科学技術研究院(KIST)電子材料研究団のガン・ジョンユン団長の研究チームが柔軟な高分子「ポリフッ化ビニリデン(Poly Vinyldienfluoride・PVDF)」を利用して、道路に設置する圧電発電装置を開発しました。
新たに開発された圧電発電装置は、従来のセラミックベースの圧電発電装置に比べると、横30cm、縦30cmの面積基準で、生産する電力が最大約620mWとなっており、約5倍の発電出力を実現しています。
研究チームのキム・サンテ博士は「捨てられるエネルギーを電気エネルギーとして回収する『エネルギーハーベスティング(energy harvesting)』技術の商用化を早めることができるという点で、研究の意味は大きい」と述べています。
今回の研究成果は「Applied Energy」2018年2月28日号に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年3月9日付け内容)
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