プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:医療>光を用いたガン治療技術の開発

韓国の研究チームが、高出力発光ダイオード(LED)光源と半導体レーザによる光でガンを診断し、標的治療が可能なガン治療技術を開発しました。


韓国電気研究院(KERI)光学医療機器研究チームが、ガンの診断と治療のための「腹腔鏡下蛍光画像光疫学治療技術」を開発した事を明らかにしました。

光疫学療法は光に敏感に反応する光増感剤(photosensitizer)が、ガン細胞のみ選択的に蓄積する性質を利用します。人体内に注入された光増感剤がガン細胞に蓄積された後に内視鏡的で特定の波長の光を患部に照射します。この時、活性酸素が生成され、正常組織の損傷なしにガン細胞のみを選択的に破壊・治療する事が可能となります。

光増感剤は、紫外線を受けると赤い光の蛍光を発するため、光増感剤が蓄積されたガン腫瘍を医療スタッフが容易に観察することができ、従来の診断方法では、見つけるのが難しかったガンの早期診断・治療することが可能になります。

KERIのベ・スジン責任研究員は「腹腔鏡を使った蛍光画像の光疫学療技術は、見て治療する技術を実装したのが特徴」とし、「技術移転・商用化を通じて様々なガンの手術分野に拡大し、国民生活の質の改善に大きく寄与する事が期待される」と述べています。
(出所:韓国・ソウル経済、2018年3月19日付け内容)
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