<韓国:エネルギー>金属空気電池用伸縮性電極材料の開発
韓国の研究チームが、繊維に電極材料を注入して布のように伸縮性のあるバッテリーの電極材を開発しました。
韓国科学技術研究院(KIST)エネルギー保存研究団のGuicheng Liu博士の研究チームが、世界初となる常温液体状態のガリウム(Ga)・インジウム(In)共有化合物を使用した金属空気電池の陰極材を開発した事を明らかにしました。
研究チームによると、今回開発した陰極材は安全性の高い共晶液体ベースの技術を基盤としており、この電極を用いることにより、従来の空気電池よりもエネルギー密度が高く、収縮復元力と曲げ特性に優れた電極を具現化できるとの事です。この技術は繊維内部に電極物質注入することで100%以上の伸縮性、半径1㎜以下の曲げ性能を実現しています。
Liu博士は「開発したバッテリー(電極)技術が4次産業革命時代のウェアラブルエネルギー貯蔵システムに新たな解決策を提示するだろう」と述べています。
今回の研究成果は「Advanced Energy Materials」に掲載されました。
(出所:韓国・電子新聞、2018年3月26日付け内容)
(参考:wikipedia、welbo辞書)
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