<韓国:IT>皮膚貼り付け型温度・圧力計の開発
亜洲(アジュ)大学、光云(クァンウン)大学と米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校(UIUC)などが参加した国際共同研究チームが同ヘルスケア装置を開発した事を明らかにしました。
新たに開発されたデバイスには、温度センサーと圧力センサーが含まれていますが、直径が1.6センチ程度と小型で、厚さは500マイクロメートル程度の薄さで、伸縮性があります。
このように、デバイスのサイズを小型化できた要因の一つに、バッテリーを内蔵していない事が挙げられます。同デバイスには、近距離無線通信(NFC)技術を用いて外部から無線で電力を供給する構造になっています。
研究チームは、米国Carle病院に入院している患者20人を対象に、デバイスの性能を確認した結果、患者が寝ている間の体温変化を検出できる事に加え、義足と義手によって身体に加わる圧力測定が可能なことが確認されました。
亜洲大機械工学科のハン・スンヨン教授は「スマートヘルスケア分野の技術力を一段階引き上げることができる研究成果」とし、「医療界を越えて様々な工学分野のセンサーにも応用されることを期待する」と述べています。
今回の研究成果は「Science Translational Medicine」2018年4月4日号に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年4月5日付け内容)
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