<韓国:先端素材>レーザーを使った有機薄膜電荷移動度向上技術の開発
韓国の研究チームが、レーザーを使い有機薄膜の電荷移動度を向上させる技術を開発しました。
韓国機械研究院光応用機械研究室のチェ・ジヨン博士の研究チームと釜山(プサン)大学のキム・ヒョジョン教授、浦項(ポハン)加速器研究所のイ・ヒョンフィ博士の共同研究チームがフェムト秒レーザーを用いてOLED(有機発光ダイオード)のような有機電子素子に用いられる有機薄膜の電荷移動度を2倍以上に向上させる技術の開発に成功した事を明らかにしました。
研究チームは、有機薄膜層にフェムト秒レーザービームを撃ち込む事によって、分散していた素子内部の分子鎖がレーザーの偏光方向に整列し、電荷移動度が2.4倍程度増加する事を確認しています。
チェ博士は「有機電子素子は、価格が安く小さな電力でも充電が可能な事が最大のメリット」とし、「子供や高齢者のための緊急通報ベルやバッグに取り付けることができる安全標識など、さまざまな製品に活用する事ができる」と述べています。
(出所:韓国・ノーカットニュース、2018年4月12日付け内容)
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