<韓国:先端素材>鏡対称金ナノ粒子の開発
韓国の研究チームが、鏡対称幾何学形状の金ナノ粒子を開発しました。
ソウル大学材料工学部のナム・ギテ教授の研究チームは、浦項(ポハン)工科大学機械工学科のノ・ジュンソク教授と化学工学科のキム・ウクソン教授の研究チームと、LGディスプレイのジャン・ギソク研究員で構成された共同研究チームが鏡対称幾何学形状の金ナノ粒子を開発しました。
研究チームは、生体分子のペプチド(2つ以上のアミノ酸が結合した化合物)を無機結晶の合成に用い独特な幾何構造を成す金ナノ粒子を具現化しました。
研究チームが開発した金ナノ粒子は、一方は時計回りに、他方は反時計回りにねじれた鏡対称構造で、大きさが100ナノメートルとなっています。
ナム教授は「生体模倣原理を利用して人工的に具現化することができなかった構造を持った無機結晶を世界で初めて合成した」とし、「ディスプレイ分野などですぐに適用することができる」と述べています。
今回の研究成果は「Nature」に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2018年4月19日付け内容)
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