<韓国:IT事情>「マイクロLEDディスプレイ」の製造技術開発
韓国の研究チームが、次世代ディスプレイとして注目されている「マイクロLEDディスプレイ」の製造技術を開発しました。
未来創造科学部傘下の韓国機械研究院(KIMM) は、「ロール転写工程」を用いたマイクロLEDディスプレイの製造技術を開発した事を明らかにしました。
ロール転写工程はKIMMが源泉特許を保有している技術で、ロールに、インクを付けるのと同じように、TFT素子を付け、基板に置き、再びロールにLED素子を付け、基板上に配置されたTFT素子の上に置けば、両デバイスが結合された構造のアクティブマトリックス型マイクロLEDディスプレイが完成します。
この技術を用いることによって、工程数の削減が可能となり、生産時間(タクトタイム)が大幅に短縮できます。
従来、LEDディスプレイを製作していたダイボンダー装置は、毎秒1~10個のLEDを基板に配置することが可能でしたが、ロール転写技術を利用すれば、毎秒1万個以上のLEDを転写することができます。
従来の方法でフルHD級の200万画素の100インチディスプレイを製作する場合、従来30日以上必要でしたが、ロール転写工程を利用すれば、1時間以内で製作することが可能になります。
(出所:韓国・イーデイリー、2017年7月24日付け内容)
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