<韓国:先端素材>電流や熱を加えると形を変える織物
韓国の研究チームが、電流や熱を加えると変形する織物を開発しました。
ソウル大学機械航空工学部は、同部署のアン・ソンフン教授の研究チームが、電流や熱を加えて、形状を変えることができる織物を開発した事を明らかにしました。
今回研究チームが開発した「織物アクチュエータ(駆動機)」には、形状記憶合金を被覆繊維で包んだ「インテリジェントワイヤー」が使われました。
温度を変えるだけで、形を変えることができ、電流を使用すると、外部環境に影響を受けずに、精密に動かすことが可能になります。
編み物の原理を適用すると、形の変化を精密にコントロールする事が可能になり、研究チームは、花が咲く姿のような複雑な変形にも成功しました。
研究チームは、「今回の『織物アクチュエータ』を活用すれば、魚ロボットのように柔軟な『ソフトロボット』を、モーターを使うことなく動かすことができる」と述べています。
今回の研究成果は、学術誌「Advanced Materials」に紹介されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年4月10日付け内容)
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