<韓国:ドローン事情>韓国ドローン市場と今後の展望
韓国ドローン産業協会によると、16年の韓国国内市場規模は700億ウォン、17年は約1000億ウォンが期待されています。
この中で、国内企業が占める市場シェアは約18%、15年の30%から大幅に減少しました。国内ドローンメーカーは約1500社以上ですが、その中で、独自の技術力を持ってドローンを開発するメーカーは10社に過ぎず、多くが中国製部品を購入し、組み立て、オープンソースのソフトウェアを適用する水準にとどまっているのが現状です。これに対し、中国企業はしっかりとした技術力をもとに、パーソナルドローン市場だけでなく、産業用ドローン市場まで先取りしています。
米市場調査企業・ガートナーによると、17年の世界のパーソナル・産業用ドローン市場規模は約60億4900万ドル、16年比34%の成長が見込まれており、この中で、産業用ドローン市場規模は36億8700万ドルで、パーソナルドローン市場規模を上回るものと予想されています。産業用ドローン市場は、現在では農業・撮影用市場がほとんどですが、今後は、輸送・建設・土木・測量・点検・交通制御・セキュリティなど、産業全般に使用されることが予想されています。
(出所:韓国・イーデイリー、2017年6月24日付け内容)
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