<韓国:医療>豚の角膜移植を受けたサルが234日間通常の機能を維持
韓国の研究チームが、豚の角膜を移植した猿の視覚機能を、234日間維持させることに成功しました。
農村振興庁と建国大学病院のユン・イクジン教授の研究チームは、フィリピン猿にバイオ異種移植用豚の角膜を移植し、234日間機能が正常に維持されている事を明らかにしました。
異種移植に使用する免疫抑制剤を使用することなく、目薬だけで200日以上、通常の機能を維持したのは、韓国国内では今回が初の事例になります。
農村振興庁は、今回試みた角膜移植は「部分層角膜移植」で、合併症や拒絶反応を減らすことができ、実際に人にも多く施術する方式と説明しています。
また、農村振興庁は、猿の右眼に豚の角膜を移植して、週に1回点眼を投与しても混濁現象なしに透明な状態を維持したため、2カ月目からは目薬投与も中止したところ、190日目に混濁現象が観察され、抗生物質と目薬を投与したと、実験の経過を説明しています。
研究チームは、今回の研究成果を、9月に米国で開催される「第17回世界異種移植学会」で発表する予定です。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年7月19日付け内容)
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