プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
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2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:生命科学>生まれつき「ギャンブラー気質」のマウスを区別する方法

韓国の研究グループが、「ギャンブラー気質」があるマウスを選び出す方法を開発しました。


延世(ヨンセ)大学医学部のキム・ジョンフン教授の研究チームが、大きな報酬を得るために進んで危険を犯す傾向のあるラットの見つけ方を考案した事を明らかにしました。

研究チームは、このようなマウスを見つける方法として、一種の「マウスのためのゲーム」を開発しました。

ゲーム方式は、タッチスクリーンに四角形のボタンが1番から4番まであり、マウスがボタンを押すと、餌が出てきます。

そして、ボタンごとに出てくる餌の量と頻度に差を付け、 1番ボタンを選択すると90%の確率で餌が1つだけ出てきて、2番ボタンを選択すると80%の確率で餌が2つ出てきます。 3番ボタンを選択すると50%の確率で餌が3つ出てきて、4番ボタンを選択すると40%の確率で餌が4つ出てきます。

一方、ゲームには、「危険」要素も潜んでおり、ボタンを押したときに餌が出てくる代わりに、ゲームが止まる罰則もあります。

1番ボタンを選択すると10%は5秒間ゲームが止まります。2番ボタンを選択すると20%は10秒間ゲームが止まる罰則があります。 3番ボタンを選択すると50%は30秒間ゲームが止まり、4番ボタンを選択すると60%は40秒間ゲームが止まります。

時間が経過すると、マウスはゲームのルールを理解し、ほとんどのマウスは与えられた時間に大量の餌を得ることができる2番ボタンを選択するようになりました。

しかし、「ギャンブラー」気質のあるグループは、与えられた時間で得ることができる餌の総量が少ないにもかかわらず、一度に餌4つが出て来る4番ボタンを選択しました。

キム・ジョンフン教授は「今回の研究は、ギャンブル性ゲーム中毒の研究に適用することができる動物モデルを明らかにした」と述べています。

今回の研究生はは、「Scientific Reports」に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年7月19日付け内容)
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