プロフィール

水田尊久

Author:水田尊久
http://www.takao.asia/
2000年渡韓、2012年末までサムスンに勤務、約四半世紀のエンジニア生活の後、2013年に韓国で法人を設立し独立。技術コンサルティングを中心に、韓国進出支援、市場調査など、韓国を中心に活動しています。

<韓国:薬品>ビックデータを用いた「新薬再創出」モデルの開発

韓国と米国の共同研究チームがビッグデータ技術を用いた汎用モデルを開発し、新薬再創出に成功しました。


勃起不全治療薬として有名な「バイアグラ」は、当初は狭心症の治療が目的の薬でしたが、後になって勃起不全治療の効能が確認されました。また、高血圧症治療薬として開発された「ミノキシジル」も、育毛剤としての知名度の方が高くなっています。

このように、既存の薬の新たな効能を見つけ、新薬を発掘することを「新薬再創出」(Drug repositioning)技術と言います。

数十年の開発期間と莫大な費用が必要になる新薬開発の分野で、開発期間を大幅に削減し、安全性も確保できるため、今、新薬再創出技術が注目されています。

今回、韓国科学技術情報研究院(KISTI)は、米国スタンフォード大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の研究チームと共同で、高性能なコンピュータとビッグデータ分析技術を用いて新薬を発掘し、実際の肝臓がん患者の組織で治療効果を確認した事を明らかにしました。

研究チームは、1000万件以上の化学物質の反応・活性に関連したビッグデータと、7500人のがん患者の遺伝子情報を分析し、6万6000種以上の薬物と化学物質のうち、4種の薬について新たな抗がん効果を検証しました。

研究チームは、がん患者の遺伝子発現(遺伝子情報が細胞の構造および機能に変換される過程)特性と、薬物と遺伝子の反応を定量化する逆相関(一方が増加すると他方が減少する関係)係数をモデル化して定式化し、係数の値が強いほど抗がん治療の効果が高いことを、細胞・動物実験によって証明しました。

さらに、最終的に駆虫薬「ピルビニウム」(Pyrvinium)が、肝臓がん患者のがん細胞を死滅させることを患者の細胞組織で実証することに成功しました。

今回の研究成果は「Nature Communications」2017年7月12オンライン版に掲載されました。
(出所:韓国・聯合ニュース、2017年7月27日付け内容)
(参考:wikipedia)
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