＜韓国：宇宙＞試験用月軌道船の開発が延期に
来年打ち上げ予定だった韓国の試験用月軌道船の開発が2020年に延期されました。
韓国の月探査事業は、試験用月軌道船を開発して海外のロケットで打ち上げる第1段階事業と、韓国製ロケットに月軌道船と月着陸船を乗せて発射する第2段階事業で構成されます。
今回の決定で、第1段階事業が2年延期されることになったため、第2段階事業も当初予定されていた2020年の目標から数年遅れる公算が高くなりました。
科学技術情報通信部は昨年、研究開発の現状を確認する中で、日程調整が必要とする現場の意見を受け、専門家点検委員会を設置して、事業全般を点検した結果、設計段階で、軌道船システムおよび本体が、目標重量（550キロ）を約100キロ超過する問題が発生し、この対策で開発日程に3カ月程度遅れが出ることを確認しました。さらに、軌道船に要求される寿命と搭載体の数が増えたこともあり、点検委員会は、差し迫ったスケジュールに合わせ、開発を急ぐよりも、開発期間を2年延長し、成功の可能性を高めることを提案。科学技術情報通信部は、これを受け入れました。
（出所：韓国・聯合ニュース、2017年8月9日付け内容）
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