<韓国:IT事情>カップに入れるだけで充電できるスマホ無線充電器
韓国の研究グループが、スマートフォンの位置と方向に関係なく充電が可能なカップホルダー形無線充電器の開発に成功しました。
韓国電子通信研究院(ETRI)は、直径約10 センチのスペース内で、任意の方向にスマートフォンを置いても、一定の充電効率を維持する「3次元空間無線充電(E-Cup)」の技術開発に成功したことを明らかにしました。
現在、スマートフォンの無線充電器は、2次元パッド方式になっており、無線充電をするには、充電パッドの上にスマートフォンを正しい位置に密着させる必要がありました。
今回研究グループが開発した3次元空間無線充電技術は、既存の2次元パッド構造の無線充電技術の欠点を克服するために、特定の空間で磁場の分布を均一に保つことが可能な均一磁場生成技術を開発しました。
研究グループは、複数台のスマートフォンの充電が可能となるよう、位相制御技術を適用しました。これにより、直径約10センチのカップの中で、複数のスマート機器を同時充電することができ、任意の方向に置いても一定の充電効率を維持することができます。
研究グループは、今回開発した技術が有線充電と比較し、同程度の充電速度、60%程度の充電効率と説明しています。
(出所:韓国・ZDNet Korea、2017年5月25日付け内容)
www.takao.asia